［介護］介護保険

②要介護認定―基準２―介護の必要の程度は―要支援状態区分（要支援度）

要支援状態区分とは

要支援状態区分の定義・意味

要支援状態区分とは、その人の支援の必要の程度に応じた、次の２つの区分のことです。

1. 要支援１
2. 要支援２

要介護状態区分を決める基準は、病気やケガなどの症状が重いか軽いかということではなく、どのくらい支援の手間（＝時間）がかかるのかということです。

要支援１から要支援２となるにしたがい、支援を要する度合いが高くなります。

一般的には要支援度などと呼ばれています。

介護保険法 （定義） 第七条 ２ …支援の必要の程度に応じて厚生労働省令で定める区分（以下「要支援状態区分」という。）…

「要支援状態区分」という概念の介護保険制度上の位置づけ

実際に介護保険サービスを受けるためには、市町村の要介護認定または要支援認定を受ける必要があります。

このうち、要支援認定とは、市区町村が、申請者について、
①要支援者に該当することと
②その該当する要支援状態区分
を認定する手続きです。

つまり、要支援者に該当するとして、その支援を要する度合い（要支援１のレベルか、要支援２のレベルか）も認定されることが、介護保険サービスを受けるための条件の一つとなっています。

要支援状態区分の内容とその認定効果

次のページを参照してください。

要支援状態区分の内容と利用できるサービスの範囲を、要介護状態区分も含め、一覧表のかたちでまとめています。

要介護状態区分とは

要支援と要介護（要支援２と要介護１）との判断基準

要介護状態と要支援状態、つまり、要支援２と要介護１との区別の具体的な判断基準のポイントは、次の２点です。

1. 日常生活に支障をきたす認知症があるかどうか
2. 病気やケガで心身の状態が不安定かどうか

訪問調査票の特記事項と主治医意見書の両方が 、「認知症がある」、あるいは、「状態が不安定」、とあれば、二次判定で要介護に振り分けられます。