排泄ケア
排泄ケア
排泄ケアの基本
排泄ケアの基本は、できることは本人にしてもらう、ということです。
これにより、家族やヘルパーの負担を軽減するだけでなく、本人の誇りを保つことができます。
そして、それを可能にするための方法を合理的に考えます。
すなわち、尿意を感じてから、トイレに行く、下着を下げる、排尿する等といった一連の排泄動作のどの段階でつまづいているのか(どの機能が不足しているのか)をよく観察・分析したうえで、残された心身の機能をできる限り活かしながら、不足した機能を補うための環境整備(和式トイレから洋式トイレにする・脱ぎやすい衣類にする等の物的要素)や個人的な問題点の改善等(食事のとり方等の人的要素)を検討します。
こうして排泄障害という大問題を(因数分解のように)小問題へと分解していき、対処可能になるほど小さくした問題を合理的にひとつひとつつぶしていくことで、本人やその家族等にとっての最適解を得ることができる可能性があります(これは排泄障害の対処に限らないと思いますが)。
何も考えない対症療法的な(たとえば、後始末のことばかり考えた)ケアでは、うまくやればしなくてもすむ苦労・不幸を無駄・無理に背負い込んでいるだけのことかもしれません。
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