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認知症―分類―アルツハイマー型認知症―仕組み


アルツハイマー型認知症の仕組み(しくみ・メカニズム)

老人斑―ベータアミロイド

アルツハイマー病は、脳に老人斑と呼ばれるシミができることから始まります。

そして、この老人斑にはベータアミロイドβアミロイド)というタンパク質が大量に含まれています。

現在(2011年時点)では、このベータアミロイドが神経細胞のネットワークを崩壊させることが、アルツハイマー型認知症の原因と考えられています。

アルツハイマー型認知症の仕組みは、ベータアミロイドが、神経細胞のネットワークをつなげているシナプスに攻撃をしかけることで、情報伝達の効率を下げ、そのために脳全体として記憶力の低下を引き起こしているものと考えられています。
池谷裕二 『進化しすぎた脳』 講談社、2007年、294頁。

しかも、このベータアミロイドは、アルツハイマー型認知症が発症する10~20年前から脳内に発生している(→MCI)こともわかっています。

ただし、このベータアミロイドは脳内にとどまるため、検査することは一般的には困難です。

脳の萎縮

ベータアミロイド(βアミロイド)には猛毒性があり、一定量以上になると、脳の神経細胞も死滅させます。

そして、脳の神経細胞の数が少なくなると、脳が萎縮していくものと考えられています。

この脳の萎縮については、CTやMRIによる画像検査でわかります。

しかし、脳が萎縮している(あるいは脳の神経細胞が死んでいる)からといって、必ずしも認知症であるとは限りません。

また、逆に、脳が萎縮していなくても、認知症である場合も多くあります。

つまり、ベータアミロイドが神経細胞のネットワークを崩壊させることがアルツハイマー型認知症の原因であり、ベータアミロイドによる脳の萎縮(あるいは脳の神経細胞の死)はその原因ではないということです。

したがって、画像検査だけでは、その人が認知症かどうかの診断はできません。

本人との問診等があわせて必要となります。

アセチルコリンの減少

ベータアミロイドに冒された脳は、脳が萎縮する場合があると同時に、アセチルコリンが必ず減少することもわかっています。

そして、アセチルコリンが減少することで、記憶力の低下を始めとする認知機能障害が起きます。



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