介護保険による認知症ケア
介護保険による認知症ケア
厚生労働省の調査では、介護保険制度を利用している認知症高齢者は約280万人となっています(平成22年)。
これは介護保険サービスの利用者の半数以上が認知症であることを示しています。
認知症の方の場合は、特に住み慣れた地域でなじみの人と暮らす、ということが基本であるとよく言われます。
介護保険制度上、この観点からの介護保険サービスとしては、次の2つがあります。
1.通所介護(デイサービス)
通所介護(デイサービス)は、利用者が週に1~2回日帰りで施設に通って、入浴、排せつ、食事などの介護その他の日常生活上の世話や機能訓練を受けられるサービスです。
機能訓練では、スタッフとともにゲームなどをして身体や脳のリハビリを行います。
ただし、食事代などは自費で別料金となります。
認知症対応型通所介護といい、地域密着型サービスの一つに位置づけられています。
2.認知症対応型共同生活介護(グループホーム)
認知症対応型共同生活介護(グループホーム)は、少人数(5人以上9人以下)の家庭的な雰囲気で行われるサービスです。
認知症ケアの切り札ともいわれています。
利用料は要介護度、地域によって異なりますが、月で約12~15万円程度が多いようです。
ただし、別途入所一時金が必要なところもあります。
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