認知症対応型共同生活介護(グループホーム)
認知症対応型共同生活介護とは
認知症対応型共同生活介護の定義・意味
認知症対応型共同生活介護とは、居宅要介護者で、比較的安定した状態である認知症の人が、共同生活の住居で、入浴、排せつ、食事等の介護その他の日常生活上の世話と機能訓練が受けられる介護サービスをいいます。
介護保険の世界では、一般的にはグループホームと呼ばれています。
介護保険法
第八条 …
19 この法律において「認知症対応型共同生活介護」とは、要介護者であって認知症であるもの(その者の認知症の原因となる疾患が急性の状態にある者を除く。)について、その共同生活を営むべき住居において、入浴、排せつ、食事等の介護その他の日常生活上の世話及び機能訓練を行うことをいう。
認知症対応型共同生活介護の位置づけ・体系
地域密着型サービスの一つ
認知症対応型共同生活介護は、住み慣れた地域で生活を継続できるように利用するサービス=地域密着型サービスのひとつです。
つまり、その地域の住民だけが受けられるサービスとなります。
認知症対応型共同生活介護の対象者
グループホームを利用できる人は、居宅の要介護者で、比較的安定した状態である認知症の人です。
ただし、前述したように、グループホームは地域密着型サービスなので、グループホームのある市町村に住んでいる住民しか利用できません。
1.要介護者
要支援1の人は利用できません。
なお、要支援2の人は介護予防のグループホーム(正式名称は介護予防認知症対応型共同生活介護といいます)となります。
2.認知症
認知症の原因となる疾患が急性の状態にある人は除かれます。
認知症対応型共同生活介護の目的・役割・意義・機能・作用
次のページを参照してください。
認知症対応型共同生活介護のサービス内容
次のページを参照してください。
認知症対応型共同生活介護の特色・特徴
認知症専用のサービス
認知症対応型共同生活介護は、認知症ケアを専門にしたサービスです。
ただし、生活介護が中心で、医療面には重点は置かれていません。
少人数で家庭的
認知症対応型共同生活介護は、少人数(5人以上9人以下)の家庭的な雰囲気で行われるサービスです。
地域密着型のサービス
認知症対応型共同生活介護は地域密着型サービス、つまり、住み慣れた地域を離れずに暮らせるようにしたサービスなので、原則としてその市町村に住む人だけの利用になります。
認知症対応型共同生活介護の経緯・沿革・歴史など
グループホームは従来からあるものですが、2006年4月の制度改正で新設された地域密着型サービスの一つに位置づけられました。
認知症対応型共同生活介護の実態・実情・現状・現実
グループホームは以前からありましたが、介護保険制度に組み込まれてから民間が参入して年々増え続け、2010年現在で全国に約9800カ所あり、約14万5千人が暮らしています。
ただし、地域的にかたよりがあるのが実情です。
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