認知症―症状―中核症状
認知症の症状―中核症状とは
はじめに
認知症の人にみられる症状は、次の2つに大別されます。
- 中核症状
- 周辺症状
このページでは、このうち中核症状についてまとめています。
中核症状の定義・意味
中核症状とは、記憶力の低下など認知症の主症状をいいます。
認知症の定義は、「記憶したり、理解・判断したり、その他認識する力が障害を受ける」ことですが、これがまさに中核症状です。
認知症の人に必ずみられる症状です。
根本的には治らず進行を遅らせるだけとなります。
比率としてはごくわずかですが、認知症の原因となる病気によっては治るものもあります(特発性正常圧水頭症と慢性硬膜下血腫)。
中核症状の具体的内容
記憶力の低下
物忘れがひどくなり、物事を記憶することが困難になります。
特に、短期の記憶力が低下します。
理解・判断力の低下
理解・判断力が低下し、物事を筋道を立てて(論理的に)考えることができなくなります。
見当識障害
日時や場所、季節、そして人間関係(家族など)などがわからなくなります。
実行機能障害
料理や洗濯など、段取りをして(計画を立てて)実行することができなくなります。
実行機能障害の詳細については、次のページを参照してください。
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