認知症―分類―アルツハイマー型認知症
アルツハイマー型認知症とは
アルツハイマー型認知症の定義・意味
アルツハイマー型認知症とは、アルツハイマー病を原因とする認知症をいいます。
アルツハイマー病とは、神経伝達物質の一種で、認知機能に大きく関係しているアセチルコリンが不足する病気です。
アセチルコリンについては、次のページを参照してください。
神経系―単位―神経細胞―神経伝達物質―アセチルコリン - 健康と美容
アルツハイマー型認知症の位置づけ・体系
認知症は、通常、次の4つの種類に分類されます。
認知症の50%以上がアルツハイマー型認知症であるといわれています。
アルツハイマー型認知症の特色・特徴
アルツハイマー型認知症の原因であるアルツハイマー病は、脳の神経変性疾患の一つです。
つまり、緩やかに確実に進行するタイプの認知症です。
詳細については、次のページを参照してください。
アルツハイマー型認知症の仕組み(しくみ・メカニズム)
現在(2011年時点)では、脳に発生したベータアミロイド(βアミロイド)というタンパク質が神経細胞のネットワークを崩壊させることが、アルツハイマー型認知症の原因と考えられています。
そして、ベータアミロイドに冒された脳は、認知機能に大きく関係しているアセチルコリンが必ず減少しています。
詳細については、次のページを参照してください。
アルツハイマー型認知症の治療
アルツハイマー型認知症に対しては、アセチルコリンが不足して記憶力が低下することを防ぐため、塩酸ドネペジル(商品名:アリセプト)が使用されます。
しかし、これはアルツハイマー型認知症の原因、すなわちベータアミロイド自体を取り除くものではありません。
ベータアミロイドによりアセチルコリンが不足することを防ぐ対症療法です。
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