施設サービスの提供―介護保険施設―分類―介護療養型医療施設(介護型療養病床)
介護療養型医療施設とは
介護療養型医療施設の定義・意味
介護療養型医療施設とは、療養病床等を有する病院または診療所であって、当該療養病床等に入院する要介護者に対し、施設サービス計画に基づいて、介護療養施設サービスが提供される施設のことです。
- 療養病床等を有する病院または診療所であること
- 介護療養施設サービスが提供されること
介護療養型医療施設の別名・別称・通称など
介護型療養病床
介護療養型医療施設は介護型療養病床 とも呼ばれています。
介護療養型医療施設の経緯・沿革・歴史など
介護療養型医療施設の廃止
介護療養型医療施設は医療・看護の必要性の低い者が介護保険給付を受けながら入院しているという批判があったため、2012年3月までに廃止することになっていました。
しかし、介護療養型医療施設の受け皿の整備が進んでいないため、廃止は2018年3月まで猶予されることになりました。
介護療養型医療施設の位置づけ・体系
介護保険施設
介護療養型医療施設は介護保険施設のひとつです。
介護保険施設には、介護療養型医療施設も含めて、次の3つの種類があります。
療養病床
介護保険の介護療養型医療施設(介護型療養病床)は療養病床(旧療養型病床群)のひとつです。
療養病床には介護保険の介護療養型医療施設(介護型療養病床)と医療保険の医療型療養病床とがあります。
介護療養型医療施設の特色・特徴
介護療養型医療施設は、医療・看護に重点を置いたサービスです。
ただし、医療ケアが含まれる分、施設介護サービス費は高めです。
介護療養型医療施設の対象者
介護療養型医療施設は、急性期を過ぎて一般病院での治療を終えて(慢性的な病気などのために)長期療養が必要な人が入院する医療施設です。
たとえば、とりあえずの治療は終わったものの、気管切開や胃ろうなどで長期の医療ケアを必要とする高齢者が対象となります。
介護療養型医療施設の実態・実情
介護療養型医療施設は昔の老人病院から転換したところが多く、その実態は施設というよりは病院です。
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