[介護]介護保険

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治療―薬―レミニール


レミニールとは

レミニールの定義・意味

レミニールとは、アリセプトと同じ作用機序(=薬物が体に作用する仕組み)を有する薬です。

アセチルコリンエステラーゼ阻害作用(→アリセプト)。

つまり、認知機能に大きく関係しているアセチルコリンが不足することを防ぐことで、アルツハイマー型認知症の症状の進行を抑える効果がある薬です。

レミニールの適用対象

レミニールの正式名称

レミニールは商品名で、正式名称はガランタミンといいます。

レミニールの経緯・沿革・歴史など

認知症に効く薬としてアリセプトがあります。

しかし、アリセプトが発売されて12年の間、認知症に効く薬はこの1種類だけでした。

こうした状況下、武田薬品工業株式会社が2011年(平成23年)1月21日に厚生労働省より認知症の新薬としてレミニールの製造・販売の承認を取得しました。

レミニールの特色・特徴

レミニールはアリセプトと作用機序が同じなので、アリセプトとは併用できません。

レミニールのメリットとデメリット(レミニールとアリセプトとの違い・比較)

メリット・長所・利点・有利な点
アリセプトにはない作用がある

レミニールは、アセチルコリン不足を防止する効力が、アリセプトよりもやや弱いという報告があります。

しかし、レミニールは、アリセプトにはない作用の仕方でアセチルコリン不足を防止する効果もあります。

レミニールは、ダブル効果でアセチルコリン不足を防止します。

したがって、アリセプトで効果が認められない場合でも、レミニールが効果を発揮する可能性もあります。

アリセプトの有効期間より長い

レミニールは、アルツハイマー病の進行を抑える期間がアリセプトよりやや長い、という報告があります。

デメリット・短所・弱点・不利な点
副作用が強い

レミニールは、アリセプトに比べると、吐き気・嘔吐などといった消化器系の副作用(胃腸障害)がやや多いことが指摘されています。

1日2回処方

レミニールは、1日2回の処方とされています。

認知症の方は、薬の管理が大変ですので、一人暮らしの場合や介護者の都合という点では、1日1回の服用ですむアリセプトのほうが有利といえます。



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