税金が控除される制度―医療費控除
医療費控除とは
医療費控除の定義・意味
所得税法上、医療費控除という制度があります。
医療費控除とは、生計を一にする家族の1年間に支払った医療費の合計が10万円(原則)を越えた場合、確定申告で申告すれば、その超える額が所得控除されて(差し引かれて)課税されない、という制度をいいます。
医療費控除という制度は、所得税法上の制度ですので、詳細については、次のページなどを参照してください。
そして、介護保険の利用料も医療費控除の対象として、医療費に合算することができます。
医療費控除の対象となる利用料
ただし、すべての利用料が医療費控除の対象となるわけではありません。
対象となるものは、たとえば、次のような利用料です。
- 訪問看護・訪問リハビリテーション・居宅療養管理指導・通所リハビリテーション・短期入所療養介護などの医療系サービスの保険対象になる自己負担分
- 医療系サービスと併用した訪問介護、訪問入浴介護、通所介護、短期入所生活介護の保険対象になる自己負担分
- 特別養護老人ホーム入所者の自己負担分と食費・居住費の合計額の1/2
- 介護用の紙おむつ代や福祉用具レンタル料
医療費控除の手続き
確定申告で医療費控除の申請をするには、領収書が必要となります。
介護保険サービスを利用し、利用料を支払ったときに、介護事業者や施設が確定申告用の「利用料領収書」を発行してくれますので、きちんと保管しておきましょう。
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