②要介護認定―手続き―一次判定―訪問調査―認定調査票
認定調査票とは
認定調査票の定義・意味・意義
認定調査票とは、訪問調査で使用される全国共通の様式をいう。
訪問調査は、この認定調査票に基づき、聞き取り(アンケート形式)により行われる。
なお、所要時間は30分~1時間程度である。
認定調査票の位置づけ・体系
一次判定
訪問調査の認定調査票をもとに、コンピュータが1日あたり介護にかかる手間を推計する。
これが一次判定である。
この一次判定結果に、認定調査票の特記事項や主治医の意見書が加えられ、介護認定審査会による二次判定が行われることになる。
認定調査票の書式・様式・フォーマット
認定調査票は、大別すると、次の3つのパートから成り立っている。
1.概況調査
概況調査とは、調査実施者と調査対象者の氏名などや現在受けている介護サービスの状況などを記入する欄をいう。
2.基本調査
基本調査とは、心身の状況を調べるもので、多くの調査項目があり、あてはまる状況に◯印をつけていく欄をいう。
この部分のデータがコンピュータに入力されて、1日あたり介護の手間を表すものさしとしての時間である(つまり、介護の必要性を介護に要する時間で表したもの)「要介護認定等基準時間」が、一次判定結果としてはじき出される。
3.特記事項
特記事項とは、基本調査では調査対象者の状態を十分に表せない場合、これを補足するために、調査員が具体的な文章で状態を記録する欄をいう。
次の専門家による二次判定では、主治医意見書とならび、この特記事項がとても重要な参考資料となる。
特記事項の詳細については、次のページを参照。
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