②要介護認定―効果・効力
要支援認定の効果・効力
介護保険サービスを利用できます―基本
要介護認定を受けることで、はじめて介護保険サービスを利用することができるようになります。
要支援認定を受けると予防給付(介護予防サービス)を、要介護認定を受けると介護給付(介護サービス)を受けることができます。
支給限度額が決まります
介護保険では、要介護認定の7つの区分に応じて、保険で支払われる支給限度額(利用限度額)が決まっています。
要介護度が高いことの注意点
利用者負担が増えることもあります
限度額いっぱいまで介護保険サービスを利用すると本当にお得?
高い要介護認定を受けると、自分たちの苦労が理解された・認められたような感じがして、うれしい(?)気持ちになる人も多いでしょう。
逆に低い結果になると、理解されていない感じがして失望・落胆したような気分になるかもしれません。
また、上述のとおり、要介護度が高いほど支給限度額が高くなりますので、それだけ多くの介護保険サービスが受けられる感じがするのも確かです。
しかし、だからといって、利用しないと損とばかりに、限度額いっぱいまで介護保険サービスを利用すると、それだけ利用者の負担も増えることになります。
利用料の単価が高くなることもあります
また、介護保険サービスの中には、要介護度が高くなるほど、介護報酬が高くなるものもあります。
たとえば、通所介護などがこれにあたります。
このように利用するサービスによっては、かえって利用料の単価が高くなることもあるということです。